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盗撮(迷惑防止条例違反)で逮捕されたが,不起訴に終わった事案

2014年6月27日

盗撮(迷惑防止条例違反)事件

 C駅の上りエスカレーターに乗り,前の女性をスマートフォンで盗撮したと疑われた方(Aさんとお呼びします。)の事案です。

 Aさんは,身に覚えがなかったため,当然,やっていないと否認しました。
 そうしたところ,Aさんは,逮捕されてしまいました。

 逮捕は,最大2泊3日まで。
 否認すると,通常,勾留されます。
 勾留は通常10日間。延長されると最大20日間。
 これだけ身柄を拘束されると,会社勤めを続けることが困難になることが珍しくありません。
 会社勤めのAさんも,勾留だけは避けたいところ。

 Aさんの場合,名の通った会社に勤めていたことが幸いしました。
 勾留されずに,2泊3日で身柄を釈放されたのです。

 しかし,釈放されたからといって,捜査が終わった訳ではありません。
 警察,検察の捜査は続きます。

 Aさんの言い分は,スマートフォンの動画サイトを閲覧しようとしたところ,操作を誤りシャッターを押してしまった,というもの。
 Aさんにカメラ撮影するつもりはありませんでした。  
 そこで,当職は,Aさんに,どのような写真がスマートフォンに残っているか,聞き取りを実施しました。
 Aさんによると,エスカレーターのステップが写っている,とのこと。
 これが本当なら,写真撮影をしたのはスマートフォンの背面カメラで,画面は上を向いていたことになります。
 すなわち,Aさんの「動画サイトを閲覧しようとした」という言い分を裏付けることになります。

 さらにAさんは,スマートフォンの中に,女性の写真はない,と断言しました。

 当職は,女性の写真はない,すなわち,客観的な証拠はない。と踏みました。

 そうなると,最重要の弁護方針は,捜査機関に不利な供述を取られないこと。
 方法は,①黙秘する,②調書への署名押印を拒否する,のいずれか。
 Aさんと相談し,今回は②を選択しました。

 当職は,Aさんと徹底的に取調べの模擬練習を重ねました。
 捜査機関に呼ばれたAさんに同行し,取調べへの立会いを認めよと交渉もしました。
 弁護士の立会いが認められることはありませんが,そんなことは100も承知。
 捜査機関を牽制するのが目的です。
 断られた当職は,待たせてもらうと宣言して,待機しました。

 Aさんはふんばりました。結果,調書は1通もとられませんでした。


 最終的にAさんは不起訴(起訴猶予処分)。
 会社も辞めずにすみました。

 実は,Aさんには,重い障害を負ったお子様がいらっしゃいました。
 Aさんが解雇されると,家族はたちまち行き詰まってしまう。
 Aさんの家族を守ることができ,心底,うれしく思いました。


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