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【ホテルでの置き去りと保護責任者遺棄罪】  彼女に別れ話を持ちだしたのですが,彼女は,なかなか承諾してくれませんでした。その日も,別れ話のために外で彼女に会ったのですが,この日の彼女の精神状態は不安定で,「別れるぐらいだったら自殺する。」と言い出し,私の目の前で睡眠薬らしきものをのみました。まもなく彼女が立っていられなくなったので,やむなく近くにあったホテルに彼女と入りました。ホテルに入ると,彼女が寝込んでしまったので,私は,彼女をホテルの部屋に遺し,帰ることとしました。その後,彼女が持って来ていたナイフで手首を切って自殺を図り,救急車で運ばれたことを知りました。私は,彼女を置き去りにしたことで,彼女からは被害届を出すと言われています。  私は,何らかの罪に問われることがあるのでしょうか?

2013年10月2日

成立する可能性のある罪名としては保護責任者遺棄致傷罪が考えられます。
 確かに,ホテルの部屋に連れて行った後は,他の人によっては彼女を救護できない状態にしたことは認められます。
 その時点で,既に進行していた,睡眠薬らしきものをのんだことによって引き起こされた結果については,ホテルに置き去りにしたことと,症状の悪化との間に因果性が認められ,責任を問われる可能性はあります。
 しかし,彼女が,その時,ナイフを持っていたことを知らずにホテルに置き去りにしたのであれば,後に彼女がナイフで自殺を図ったことと置き去りにしたこととの因果性は認め難いように思われます。
 睡眠薬ものらしきものをのんだことにより,その時に適切な治療を施さないことによって傷害結果が生じたのでなければ,遺棄致傷罪は成立する可能性は低いと考えられます。


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